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仕事とセックスのあいだ (朝日新書 24)



仕事とセックスのあいだ (朝日新書 24)
仕事とセックスのあいだ (朝日新書 24)

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仕事ができる女性にはいいでしょうけど。

玄田氏の章は非常に冷静に分析をしているけれど、
斎藤氏の章は主観的な部分が大きく、
フランス(欧米)最高、日本の男最低という
紋切り型の視点から一歩も出ていない。

「日本の男性の意識改革を・・・」という
お決まりのフレーズが出てきて、
上から目線にげんなりさせられる。

もうこのタイプの新書、飽きてきました。
読むのやめようかな・・・・

女性が読むと元気が出るであろうけれど、
それ以上でも、それ以下でもない一冊。
玄田氏の章は一読の価値あり。
セックスレス

セックスレスや少子化といった問題を労働環境との関係から解きほぐそうという試み。新書なので軽く読めますが、内容は示唆的であり、もう少し突っ込んでみたくなる題材ですね。

グローバル・スタンダードという名のアメリカン・スタンダードの導入により、日本の労働環境はますますギスギスしたものになってしまい、例えば、伝統的に出会いの場として機能してきた職場(フランスなどでは、現在もそうした機能を果たしている)は、セクハラ追放の名の下に「あれもダメ、これもダメ」状態となってしまいました。

「職場に気になる異性がいると仕事に張り合いが持てる」という調査結果に、全くその通りだと感じます。思い出してみましょう、小学生の子供の頃からそんなもんではなかったでしょうか。ついつい頑張っちゃたりしたものです。(笑) それって全く健全ですよね。

アメリカ型キャリアウーマンの呪縛も語られていますが、職場に限らず、セクシュアリティの排除にはやはり無理があると思います。

また、同居のパートナーとのセックス回数が非常に少ない(!)という調査結果には驚く人もいるかも知れませんが、総じて現実を正確に捉えていると感じました。

少子化対策関係者は全員これを読め!

 こんな本源的な問題がなぜ今まで見過ごされてきたのだろうか。政府の少子化対策は「どうやって生ませるか」ということは考えても「なぜ生みたがらないのか」という問いかけはしてこなかった。セックスに対する政策担当者の問題意識の低さは某厚労相の「生む機械」発言にも端的に現れている。男女の関係のあり方に対する無頓着さに、少子化対策が進まない原因があると思う。
 肝心の仕事とセックスの関係については本書でも確証は掴みきれてはいない。ただ、職場における様々なストレスが男女の関係すらも疎遠にしているという実態を浮き彫りにしたことが、本書のなによりの成果ではないだろうか。それは単に長時間労働などの従来から言われてきた雇用形態に留まらず、セクシャルハラスメントの問題にまでおよんでいるところにこの本の先見性がある。フランスにおける事例などは「ほんとかよっ!?」と思ってしまう部分もあったが、女性が自らを「女」であることを自覚できる環境があることはすばらしい。日本でこのようなことを問題にすると、すぐに「らしさ」に結びついてしまうのだが、そうではなく純粋に男と女の関係として考えてみるべきなのではないだろうか。
 この本の提起した問題にはまだまだ多くの可能性が秘められていると思う。類書、続編が登場することを期待したい。
こういう視点で書かれた本をもっと読みたい

斎藤珠里氏の書かれた章はたいへん参考になり、また、涙ぐんでしまい
そうになる箇所も多く、「読んでよかった」と素直に思いました。

玄田有史氏の書かれた章を読むと、仕事とセックスを結びつけて行う調
査、いえそもそも日本においてセックスに関する調査がいかに少ないか
ということがしみじみ感じられ、その中でこの本を書くということがいかに
難しいことなのかを考えさせられました。

この本が、働きすぎの問題、セックスレスの問題、少子化の問題、格差
社会の問題などを結びつけて考えるためのひとつのきっかけとなってく
れたらなあ、と思います。それらが結果的に結びつかなかったとしても、
とりあえず関連させて考えてみるということは必要な過程だと思います。
労働とセックスレスの間柄


 本書のテーマは、ずばり「労働とセックスレスの関係」。なるほど、この切り口は面白い。

 労働経済学者の玄田氏とジャーナリストの斎藤氏による分担執筆。それぞれの書いた章が交互に並べられているのだけど、内容的には完全に独立なものなので、それぞれの著者の書いた章だけを続けて読んでしまった方が理解しやすいと思う。

 玄田氏の担当した章(奇数章)は、社会調査データに対する分析報告書、といった趣。そこでは、左遷・失業の経験や職場の雰囲気の悪さといった労働・経済的要因が、極めてプライベートな事柄であると通常考えられているセックスレスの隠れた増加要因になっていることが示されている。社会問題に関しては、議論を始める前にまずデータを示すべきだと僕は考えている。氏の担当章は、日本で初めてデータにもとづいてセックスレスと労働との関係について議論したものであり、大変面白く読んだ。

 斎藤氏の担当した章(偶数章)は、男女の性的関係や子を産み育てる、ということの社会的位置付けをジャーナリスティックに考察するもの。玄田氏の章が価値判断を意図的に排しているのに対し、斎藤氏の章は逆に価値観の模索そのものがテーマとも言えるものなので、読者としては頻繁に頭を切り替えて読む必要があった。

 悪く言えば、本書は奇数章と偶数章の2本立て構造になっている。両者の議論が互いの議論を踏まえた上で展開されていくのであれば、星4つ(あるいは星5つ)になっていたと思うのだが…。





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